2017/05/21

株「恐怖指数」が示す未来

世界の資産運用関係者の間では先週、「嵐の前の静けさか」という
設問で議論が沸騰した。
議論の火付け役は投資家心理を測る指標で「恐怖指数」とも呼ばれる
変動性指数(VIX)だ。
8日に9.77と1993年12月以来、23年ぶりの水準に落ち込んだ。

VIXは米S&P500種株価指数を対象としたオプション価格から算出
したボラティリティ(予想変動率)を指数化したもの。
株価が底堅く、投資家心理が落ち着いているとVIXは下がる。

しかし、それが行き過ぎると反動が起きるという経験知を市場関係者の
大半は共有している。
過去、10を割り込んだのは93年と2007年だが、いずれも約1年
後にメキシコ通貨危機やリーマンショックが発生した。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

VIXが10を割り込んだ事は知っていたが、気にしていなかった。
だが、トランプ大統領のスキャンダルが大きくなり、場合によっては
弾劾にまで発展する可能性があり、過去を振り返る必要が出てきた。
過去の2度とも1年後に危機が発生した事から、少なくとも今後1年
は動向を注視する必要がありそうだ。
2017/05/14

分散投資

分散の本質はリスクを単に減らすことではなく、同じリスクでより高い
リターンを上げることです。
投資リスクの分散は様々な切り口で考えることができます。
大まかに①銘柄②資産③時間の3つの観点を紹介します。

まとまった資金で株式投資をする場合、異なる値動きをする複数の
銘柄を組み合わせると保有資産のリスクが低減します。
株価指数に連動するインデックス運用が低リスクだと言われるゆえんです。

もう一つの手法は、株式と債券、不動産投資信託、コモディティーなど
異なる種類の資産に分散投資することです。
さらに各資産ごとに米国、日本、欧州、アジアといった国や地域別の
市場に分散できます。

さらに時間による分散効果も期待できます。
中期的に見て安いと思われる時期に買うのは重要ですが、一時点の
価格で売買するのではなく、何日か、または同じ日でもいくつかの
時点に分けるのがプロの手法です。

実は個人が最も簡単に実践できるのが時間分散です。
積み立て投資と言った方が分かりやすいかも知れません。
(HSBCグローバル・アセット・マネジメント、シニア・プロダクト・
スペシャリスト マイケ・ブリーベニヒト)

     (日本経済新聞より一部抜粋)

上記の分散投資の考え方は基本だと思われるが、何時の時代にも
通用するかは分からない。
投資を行うには、やはりある程度の先行きの予測が必要であり、
予測が困難であれば、投資は止めたほうが良いと思う。
乱世は大きな変動があるが、小さいより大きい方が予測は難しくない。
2017/05/07

投信不信

個人の代表的な資産運用商品である投資信託がパッタリと売れなくなった。
昨年度は14年ぶりに解約と償還額が購入額を上回る資金流出を記録した。
主因は圧倒的な人気を誇った「毎月分配型」の急ブレーキだ。

「消費者の真の利益を顧みない生産者の論理が横行している。そんな
ビジネスを続ける社会的な価値があるのか」。
先月、資産運用のセミナーで、金融庁の長官は強い口調で投信業界
への批判を展開した。
多くの証券関係者が集まった会場は水を打ったように静まり返った。

批判の矢面に立つのが毎月分配型の投信だ。
世界的な低金利で運用難に直面し、分配金に元本を充てるファンドは多い。
分配金が全て元本の投信さえある。
「お上の方針には逆らえない」。ある証券会社の営業幹部は、昨年から
毎月分配型の販売を控えていると打ち明ける。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

金融庁が毎月分配型投信を批判しているようだが、なぜ禁止しないのか?
欧米では法律で禁止されているのに、詐欺的投信がまだ売られている。
記事には世界的低金利云々とあるが、毎月分配型(株式)は発売当初から
元本から分配金を支払っていた。
金融機関を信じて資産運用を行うのは、自殺行為かも知れない。
2017/04/30

日本の「都市鉱山」

日本の都市鉱山に眠る金は6800トンと世界の埋蔵量の約16%、
銀は約6万トンで約22%にあたる量が存在。
国別の埋蔵量としてはともに世界一だ。
銅も約8%にあたる3800万トンが存在し、2位につけている。
都市鉱山の埋蔵量からみると日本は世界有数の資源国と言える。

日本の都市鉱山には世界需要の数年分の金属が存在する。
金・・・2.7年分          銀・・・3.1年分
銅・・・2.5年分          白金族・・・5.7年分
リチウム・・・7.4年分      コバルト・・・2.3年分
タンタル・・・3.5年分      ニッケル・・・1.1年分
タングステン・・・0.8年分    レアアース…2.5年分

     (日本経済新聞より一部抜粋)

日本の都市鉱山については知っていたが、これほど多くの量が眠って
いるとは思わなかった。
世界需要の数年分と言う事は、日本需要の何年分になるのだろう?
無駄に家電や携帯電話などを消費していると思っていたが、リサイクル
を確立すれば、無駄ではなくなりそうだ。
2017/04/23

金とプラチナの価格差

金とプラチナ(白金)の価格差が4月に入って急速に広がっている。
2016年末で200ドル台だった差は、4月中旬現在、310ドル
前後まで拡大した。
地政学リスクの高まりで、投機筋が金投資を増やしているためだ。

国際指標となるニューヨーク市場の金先物相場の18日時点の終値で
1トロイオンス1291.7ドルと約5か月ぶりの高値にある。
一方、同市場のプラチナ先物の終値は975.8ドル。
両者の差は315.9ドルとなった。

プラチナの供給量は金の約20分の1で、希少性の高さからプラチナ
価格が金価格を上回るのが通例だった。
15年初めから金がプラチナより高い状態が続いている。
マーケット・アナリストの豊島氏は「英国のEU離脱やトランプ政権誕生
など番狂わせの国際情勢が続き、ファンドの金の投資需要が膨らんだ
ため」と説明する。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

プラチナは貴金属でしかないが、金は世界通貨としての価値もある。
世界中の中央銀行が金を備蓄しているが、プラチナは備蓄していない。
今後さらに価格差は広がって行くと予想している。
プラチナは投資対象として考えないほうが良いだろう。