2017/10/22

社債市場のゆがみ

不祥事に敏感な国内投資家の一部は損失覚悟で神戸鋼債の
投げ売りを迫られた。
一方、買い受けた証券会社は日銀の社債買い入れオペに在庫を押し込み、
利益を上げた。

「神戸鋼祭りに参加できなくて残念」。
国内運用会社のファンドマネジャーは悔しがった。
毎月1回の定例オペで日銀が神戸鋼債を実勢価格より高い価格で買い取り、
社債保有者は利益を上げた。
このファンドマネジャーは、オペ前に手放してしまった。

残高が1700億円の神戸鋼債は比較的利回りが高く、運用難の地域金融
機関などが広く保有していた。
社債市場ではタカタ債や東芝債で損失を被った投資家が多い。
「企業不祥事に敏感になっていたタイミングだけに、投げ売りが出るのも
早かった」(国内証券)

ドタバタ劇で浮かび上がるのは、日銀オペがもたらす需給のゆがみだ。
本来、企業の信用力に基づいて社債の価格は形成されるべきだが、
長引く金融緩和でそうした機能は低下した。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

日銀が債券市場のゆがみを生んでいるのは間違いない事実だ。
また、株式市場にも大きな影響とゆがみを与えている。
いつまで続けるのだろう?
金融緩和を止めた後の副作用が恐ろしい。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント