2017/01/29

金に先高観

金は「無国籍通貨」の顔を持つ。
伝統的にドルの代替資産とみなされ、価格はドルと逆に動きやすい。
景気減速や金利低下に備える「安全資産」の顔もある。
FRBは17年の利上げシナリオを従来の年2回から3回に上方修正した。

米利上げが加速すれば金の上値が抑えられる。
だが先高を見込む声も少なくない。
マーケットアナリストの豊島氏が理由に挙げるのが「トランプ米新政権の
政策に代表される不確実性」だ。

不確実性は3つに分類される。1つ目が米政権の経済政策だ。
製造業復活のため、10年で1兆ドルに上るインフラ投資を掲げている。
マーケット・リスク・アドバイザリーの新村代表は「好調な米経済に
財政出動でテコ入れすれば、インフレ懸念を連想させる」と指摘する。

2つ目が地政学リスクだ。
中東情勢の緊迫は「有事の金買い」につながりやすい。
第3の不確実性が欧州のポピュリズム政党台頭だ。
ICBCスタンダートバンクの池水氏は、極右政党が大衆の支持を集めれば
「欧州混乱が意識され、逃避資金が金に向かう」とみる。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

3つの不確実性があっても、金の上昇圧力は小さいと思われる。
先高と言っても数十パーセントぐらいな気がする。
金価格が再上昇して行くには、もっと強力な材料が必要だろう。
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