2016/09/25

成功するトレーダーの条件

市場のパターンについて、自分の肉体が発するヒントを聞き取るのが巧みな
トレーダーは、高い利益を上げると同時に長く生き残ることができる。
ゴールドマン・サックスのトレーダーから神経科学者に転じたジョン・コーツ
氏の研究が示した。

同氏は直感が有効なシグナルなのか、ただの雑音なのかを見極めたいと考え、
ケンブリッジ大学の医学者とともに、ロンドンのヘッジファンドで働く18人の
高頻度トレーダーの男性の生理機能を調べた。
自分の心拍数を正確に言い当てられるリスクテ―カーは、そうでない人よりも
高い利益を上げられることを示した。

トレーディングにおける直感の役割は、証明されなくてもかねて取り沙汰されてきた。
ジョージ・ソロス氏は腰痛が悪化するとポートフォリオを入れ替えると言われていた。

研究では被験者に、手首や胸に触れることなく心拍数を概算することを求めた。
被験者らの正確性はケンブリッジ大学生の66.9%に対して78.2%と高く、
正確性の高いトレーダーほど過去1年の運用成績が良かった。
また、トレーディング経験8年以上の被験者は85.3%と、4年未満の
68.7%に比べ正確だった。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

上記の記事は、ケンブリッジ大学生と4年未満のトレーダーの正確性がほぼ
変わらないことも示している。
女性の直感は生まれつきだが、男性の直感は経験によってのみ形成される
という言葉を聞いたことがあるが、証明されたようだ。
また、経験を積めば全ての男性が直感を得られる訳ではない、とも聞いた事がある。
スポンサーサイト
2016/09/18

米国株の不安と希望

過去の失業率と株価(ともに3か月移動平均)の関係をグラフで見ると、
失業率の低下傾向が止まって反転すると、後に米株価が下落している。
8月の移動平均は7月よりわずかに悪化した。
この傾向が続くようだと、米景気後退と株価下落に対する警戒を
強める必要がある。

米景気拡大期の戦後の平均は5年弱。
前回の景気の谷は2009年6月だったので景気拡大はすでに8年目。
循環的にはいつ景気後退に入ってもおかしくない。

ロバート・シラー教授が考案したCAPEレシオは27倍。
リーマン・ショック前の07年に近い。
ニッセイ基礎研究所の井出氏は「割高の基準とされる25倍を超えると、
下落リスクが高まる」と指摘する。

一方、米国の長短金利差は過熱も冷え込みもない適温相場が続くとの
希望を示す。
過去の米景気後退は、利上げが数年続いて長短金利差がマイナスに
なってから起きてきた。
長短金利差はまだ1%強のプラス圏にある。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

米国株の先行きにプラスとマイナスの両面があるようだが、上記の内容を
よく考えると、プラス面の消滅は時間の問題な気もする。
株式相場の転換点が近づいているのかも知れない。
今後も注意深く、相場環境を見て行く必要がありそうだ。
2016/09/11

米株大幅下落

9日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が前日比394ドル下落し、
約2か月ぶりの安値となった。
日米欧の中央銀行幹部の発言を受け、各国の長期金利が上昇し、
株式相場の冷や水となった。

米債券市場では9日、10年債利回りが前日比0.07%高い1.67%と、
2か月半ぶりの水準に上昇(価格は下落)した。
米長期金利の上昇で米企業活動が影響を受けるとの見方によって、
米株価が崩れる展開となった。

日米欧の市場は各国中央銀行の金融政策をめぐる思惑で、相場が
大きく振れやすくなっている。
市場関係者の利上げ時期の予想が定まっておらず、それによって
株価や債券相場が変動する構図となっている。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

9日の米株大幅下落により、週明けの日経平均も下落が予想される。
ただ、一時的な下落と考えた方が良さそうだ。
米長期金利の利上げ時期が決まるまで、不安定な相場が続くと思われる。
あと何回あるか分からないが、米利上げが終了した後、本格的な下落相場が
始まると予想している。
2016/09/04

ヘッジファンド苦境

7月はヘッジファンド業界全体から252億ドルの資金が流出した。
2009年4月以来の大規模な資金流出だ。
ヘッジファンドの資金流出は6月に続いて2か月連続。
年初からの累計だと流出額は559億ドルに膨らみ、09年以来の年間での
流出となる可能性がある。

要因の一つが運用成績の低迷だ、S&P500種は今年に入って6.7%上昇。
これに対し、ヘッジファンドの運用成績は同期間の平均で0.8%のプラス。
ヘッジファンドの運用コストの高さも嫌気されている。
ヘッジファンドは一般的に運用額の2%程度の手数料を取り、成績が
一定以上なら成功報酬も追加する。

米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は110億ドルの
投資額を半減する方針を示している。
カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)など大手年金基金が
契約を解除する動きも目立っている。

     {日本経済新聞より一部抜粋)

ヘッジファンドの苦戦が年初から続いているようだ。
リーマンショック後の相場環境が終わろうとしているのかも知れない。
経済的に新たな時代が始まるのだろうか?
しっかりと見極めて行きたい。