2016/07/31

金投資が復活した理由

英国のEU離脱が欧州経済の先行きに対する不透明感を強め、世界的な
金買いに拍車をかけたのは間違いない。
ただ、金が劇的に復活した転機は半年ほど前にある。

金の投資需要は1~3月に618トンと、2009年1~3月に記録した
過去最高(626トン)に迫る規模だ。
年初からの金復活は、市場がドル安の気配を感じたからにほかならない。

足元ではドル相場が回復し、金相場も1310ドル台まで調整している。
それでも英国のEU離脱は結果として究極の通貨安政策となり、各国が再び
金利引き下げを通じた通貨安競争に向かう危険性は払拭できない。

欧州や日本のマイナス金利政策により、世界の債券残高の2割に相当する
21兆ドル(2200兆円強)分の利回りがゼロ以下に沈んでいる。
三菱UFJ信託銀行の金ETF「金の果実」には地銀や信金、年金などの
買いも増えているという。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

遅まきながら日本の金融機関や年金(企業?)などが金を買い始めたようだ。
アメリカの年金より7年ほど遅れているが、買わないよりは良いだろう。
資産運用をする上で、一定の金保有は必要だと思っている。
金は資産の保険の意味合いもあるからだ。
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2016/07/24

日本株ファンドランキング

日本株ファンドを対象とする2016年上半期6か月間のリターンランキング
では、上位10本まで国内中小型株を主体に運用しているファンドが占めた。

 2016年上半期にリターンが高かった日本株ファンド
   ファンド名                リターン(%)  残高
1  いちよし・インベスコ中小型成長株    20.23   41億円 
2  インベスコ・ニッポン新交成長株     19.84   28
3  インベスコ点灯・成長株          19.23   92
4  SMBCファンドラップ・日本中小型株   15.25   82   
5  新成長株ファンド              8.59   101  
6  中小型成長株~ネクストジャパン~    8.56    57  
7  エンジェル・ファンド            7.56    17
8  JPMジャパン・テクノロジー         6.42    16 
9  いちよし公開ベンチャー           6.31    13
10 日興グローイング・ベンチャー       4.22    64
(注)データは6月末時点。対象は純資産残高10億円以上の主に
   日本株で運用する国内籍追加型株式投信。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

上記期間中の日経平均株価は、18.17%下落している事から
中小型株の健闘が見受けられる。
リターンと残高規模には相関関係がないようだ。
特に上位4ファンドは、パフォーマンス的にも良い。
  
2016/07/17

中銀の金保有、増勢続く

世界の中央銀行の金保有量が増え続けている。
特に中国とロシアがドルとユーロに代わる外貨準備として大幅に積み増し、
自国通貨の信認維持を狙っている。

中銀の購入が売却を上回ったのは2015年まで6年連続。
15年の買い越し幅は483トンで、金とドルの交換が停止になった1971
年以降で2番目に多い。
特に伸びが大きいのが中国で、保有量は約1800トンと1年間で7割増えた。
人民元の国際化の過程で、信用力の裏付けとして金を確保している。
ロシアの保有量も1年で18%増え、約1480トンとなった。

新興国中銀の金購入はリーマン・ショックや欧州の債務問題でドルとユーロの
信用が揺らいだ2000年代後半から増え始めた。
英イングランド銀行中銀の前総裁は「資産価値が他国に振り回されるのを嫌う
新興国が金を選ぶのは当然」と指摘する。

中銀の買い越し量は世界の現物需要の1割強を占める。
買い増しが続けば相場の上昇トレンドを下支えする一因になりそうだ。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

中国の金保有量が1800トンとあるが、実際はその数倍と言われている。
世界の多くの中央銀行が金保有を増やしている事実を直視した方が良い。
2008年以前は大量に金を売却していたのが、なぜ180度転換したのか?
金を所有していない人は金保有について、真剣に考えた方が良い気がする。
2016/07/10

買われた銘柄(日本株)

年初からの株安や日銀によるマイナス金利政策導入、英国のEU離脱決定など
企業の外部環境はめまぐるしく変わった。

   前年度末から株価の値動きが大きい銘柄
値上がりした銘柄     3月末~6月末(騰落率)  予想PER(倍)
1  大日本住友       36.34%      28.0
2  東芝          26.21%      11.7
3  エムスリー       25.35%      80.3 
4  大正薬HD        20.63%      35.8
5  スタートトゥ      18.50%      36.6 
6  コナミHD        16.97%      35.1 
7  東エレク        16.89%      16.5
8  スルガ銀        16.53%      14.3
9  TOTO         15.67%      18.5
10 明治HD         15.25%      30.7
(注)東証1部で時価総額5000億円以上の銘柄が対象。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

買われた銘柄の多くは、やはり好業績銘柄のようだ。
今後も円相場の動向が株価に大きな影響を与えると思われる。
年末にかけて円高予想が多いようだが、どうなのだろう?
積極的に買うには難しい時期かも知れない。 
2016/07/03

英国のEU離脱ショックの投資戦略

英国のEU離脱が決定した衝撃の24日から週末をはさみ、投資家は
今後の戦略を練り始めた。

   株式
クレディ・スイス・グループは年末の英国株、欧州株、米国株の株価指数の
目標をそれぞれ6.5%と14%、7.5%引き下げた。
モルガン・スタンレーは英国株のFTSE100指数が最大19%、ユーロ・
ストックス50種が14%下落すると予想した。
   外為
上昇が見込まれるのは伝統的な逃避先と見込まれるドルと円だ。
ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの北米マクロ戦略責任者は、
円が年末までに1ドル=95円に達すると予想。
ドイツ銀行はユーロが年末に1ユーロ=1.05ドルまで下落すると予想。
   国債
クレディ・スイスは10年物米国債利回りが「過去最低の更新に迫り、
ドイツと日本国債利回りはマイナス幅を拡大する」と予想。
FTNファイナンシャルの金利ストラテジー責任者は、「今月の債券ポート
フォリオでの利益確定の売りは抑えるべきだ」とした。
   社債
クレディ・スイスは社債について、「信用市場で予想されていたパニックは
1、2日しか続かず、よい水準で買える機会が生じると考えている」と分析。
モルガン・スタンレーはリポートで、ECBからの支援やそれが拡大される
可能性を理由に、「勇気を出して」欧州社債を買うことを推奨。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

過去に例がない事が起きたので、上記の内容の判断は難しい。
一部報道にEU離脱が回避される可能性を言っていたが、その可能性は
無いと考えている。
あくまで離脱ありきで投資戦略を考えるのが良いと思われる。
日本人として最も気になるのは、円高がどこまで進むかだ。