2016/02/28

金に中長期マネー流入

現在、国際指標となるニューヨーク先物相場は1トロイオンス1240ドル
近辺を動き、年初からの上昇率は15%に達した。
アフガニスタンにソ連軍が侵攻して「有事の金」が買われた1980年以来
となる急騰相場になった。

年初以降、株価の乱高下や米国の追加利上げ観測の後退、日銀のマイナス
金利政策の導入など強材料が重なった。
資金が安全資産と言われる金の市場に逃避し相場が上昇した。
足元で金融市場が落ち着きを取り戻す中でも金相場は下がらない。
これまでとは雰囲気が違う。

2月19日と22日、ETFのSPDR(スパイダー)ゴールド・シェアで
38.66トンの金が買われた。
米市場で株価が上がっていくリスクオンの局面で金が買われた。
SPDRの総残高は760トンになり、1年間で流出した資金がほぼ戻ってきた。

ほぼ同じタイミングでロシアの中央銀行が、金を1月に22トン購入したことを
明らかにした。金を淡々と積み上げている。
中国人民銀行も国内景気が減速しても毎月、20トン弱の金を必ず買う。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

金市場は短期マネー中心から、中長期マネーへと変わってきたようだ。
中国、ロシアだけでなく、世界中の多くの中央銀行による金備蓄は、
リーマンショック後に180度転換し、今も買い続けている。
勘もささやいているが、勘を意識した時点で間違っている気もする。
慎重に見極める必要がありそうだ。
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2016/02/21

逆張り個人の深い傷

下げ相場で買い向かってきた逆張り志向の個人投資家が負った傷は深い。
損失限定の処分売りを底値で迫られた向きも少なくない。

個人は前週、記録的な運用悪化に直面した。
松井証券では顧客が信用取引で買った株の「評価損益率」が12日、マイナス
25.92%まで低下した。
リーマンショック後に二番底を付け、日経平均が7000円台に沈んだ
09年3月以来の低さだ。
底値で売らざるを得なかった投資家は、15日の大幅高を黙って
みているしかなかった。

輸出関連など景気敏感株に手を出しにくく、投資家は「ディフェンシブ銘柄」
に持ち高を傾けている。
比較的リスクが低い銘柄を物色する「安全志向」は止まらないとの指摘は多い。
世界の投資家の間では、利回りが比較的高く、業績も安定し、保有資金も豊富な
大型株を「ニューソブリン(新たな国債)」と称して物色する動きが出ている。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

短期間に大きな下落相場になると、逆張りの個人投資家は過去にも何度も
大きな損失を出してきた。
投資家は過去の歴史を直視して、参考にしたほうが良い。
市場が大きく動く時ほど慎重に行動しなければならないと思う。
世界の株式市場は、まだ短期的に波乱の芽が残っているかも知れない。
2016/02/14

金相場が上昇

金相場が上昇し、3か月ぶりの高値を付けた。
米国景気の先行きに対する懸念が出たことで、ドルの代替資産とされる
金が買われた。
先週末に公表された米国の雇用統計が力強さを欠いた。
追加利上げが遅れるとの見方から、ファンドが金を買い戻した。

金の上場投資信託(ETF)は、代表的なSPDR(スパイダー)ゴールド・シェアの
残高が5日時点で698トンになった。年初より56トン多い。
ETFには年金関連などが中長期的な視点から投資している。

東京商品取引所では8日、金先物の清算値が1グラム4362円と前週末比で
54円上昇した。
日銀のマイナス金利政策の導入で、円を金に換える需要も潜在的に膨らむ。
実際にマイナス金利を先行導入した欧州では、将来に備えて金を手当てする
動きが見られた。

中国の相場は2月に入り、国際価格に対して割安に振れた。
上海では高値でも地金を買う雰囲気はない。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

今年に入りドル建て金価格が上昇し、一番底を付け、第二段の上昇相場が
始まった可能性もあるが、まだ確信が持てない。
第二段の本格的な上昇には、やはり株式相場の大きな下落が必要だろう。
金投資家としては、まだまだ我慢の時が続くと思われる。
ちなみに日本株1銘柄の難平買いを実行中。
2016/02/07

日本株が「弱気相場」入り

高値からの下落率が2割を超え、2年ぶりに「弱気相場」入りした日本株。

日経平均株価は1月20日の取引で1万6416円まで下落、昨年6月24日
に付けた高値2万868円からの下落率が20%を上回った。
弱気相場からの脱出には、安値からの上昇率が20%を超す必要があり、
今回は1月21日安値の1万6017円を起点にすると、1万9220円。
バブル相場崩壊の90年以降で、弱気入りはこれまで14回。

過去の弱気相場の最長は、97年1月から99年3月までの533営業日。
半面、最短はリーマンショック後の09年2月からの22営業日。
これにリーマン破綻直後の08年9月18日からの27営業日が続く。
08年のケースでは、弱気入り後に日経平均がさらに38%下げ、
自律反発も起きやすかった。

一方、株価が弱気相場入り後にさらに2割以上下落したケースは6回ある。
対照的に弱気後の調整が軽度だったケースは、前回13年6月のゼロ、
10年8月からの2%下落、93年11月の4%下落などが挙げられる。

セゾン投信の瀬下氏は、1年間の世界の株価変動率の1標準偏差は20%、
2標準偏差は40%。日経平均の昨年末値1万9033円を起点とした1月
安値はマイナス16%の水準で、1標準偏差の中にある。
「年間で40%の変動は投資家として想定しておく範囲。マーケットは将来の
予想で変動するもので、それだけ動くものだ」と述べた。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

今回の弱気相場が短期で終わるか、長期になるか分からない。
ただ期間よりも、さらに大きく下落する可能性も考えるべきだろう。
新規に買う場合、難平を入れる場合も慎重にした方が良さそうだ。
尚、記事には平均脱出期間7か月半とあったが、重要でないと思いカットした。