2016/01/31

マイナス金利(備忘録)

日銀は銀行から預かる当座預金に付けている金利の一部を、初めて
マイナスにする新たな追加金融緩和策を決めた。
銀行が当座預金に預けるお金のうち、2月16日から新たに預ける分に
マイナス0.1%の金利を付ける。
マイナス金利では銀行が日銀にお金を預けると預金が減る。

マイナス金利政策は「金利」から「量」に転換した政策対象に、再び「金利」
を加えるという金融政策手法の大転換となる。
政策対象に再び金利を加えたのは「市場に出回る国債が減り、資金量を
目標にする現行政策が早晩行き詰まる」という市場の緩和限界論を
払拭する思惑もある。

銀行はマイナス金利で、融資や株式投資などに資金を振り向けるとみられ、
企業収益や賃金改善を通じて、景気回復や物価上昇につながる効果が見込める。
海外に比べて金利が下がれば、金利差による円高圧力も和らぎやすくなる。
ただ一方で、金利の大幅低下で銀行の収益力が落ち、中小企業向け融資
などが抑えられる恐れがある。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

マイナス金利というサプライズによって、円安、株価上昇になったが、いつまで
この効果が続くか分からない。
むしろ出口なき金融政策が、また一歩進んだという気がする。
いずれアベノミクス、日銀の金融政策のツケを払う時期が来ると予想している。
その時の為の備えをしておくべきかも知れない。
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2016/01/24

産油国ファンドの影響

中国の景気不安や原油安の影響で、産油国の政府系ファンド(ソブリン・
ウエルス・ファンド=SWF)に代表される、巨大投資家にリスクを取る
余裕が乏しくなってきた。
市場では、産油国のSWFやヘッジファンドがリスク資産の売却を加速
しているとの見方が強まっている。

   中東ファンドが株主とみられる斧な企業
  企業名       持ち株比率   15年9月末比下落率
安藤ハザマ        2、5%     25、3%
近鉄エクスプレス     2、3%      9、3%
前田建設工業       2、0%     17、4%
SBIホールディングス  2、0%     17、3%
GMOインターネット   1、9%      8、9% 
サイバーエージェント   1、7%      7、9%
アシックス        1、7%     23、0%
大阪チタニウム      1、6%     29、4%
(注)持ち株比率は15年9月末時点。GMOとアシックスは6月末時点。

     (日本経済新聞より一部抜粋) 

中東ファンドが株主の銘柄の下げが大きい。
先週末に日経平均が急速に戻したが、産油国ファンドに限ると原油安が
止まらない限り、売り圧力は無くならないだろう。
週末の戻りで、目先の底を打ったのかは分からない。
今は焦らず、慎重に行動するのが良い気がする。  
2016/01/17

「マネーの幻想」時代の終わり

中央銀行はもはや金融市場のサーキットブレーカーになれない。

金融政策当局はこの10年、市場の救世主だった。
利下げや低金利の約束と資産購入によって市場を守ってきたが、今や一段の
利下げや購入拡大の余地があまりない。
そういうわけで、投資家は今後、中国に端を発した先週の株安のような事態に、
自力で立ち向かわなければならない。

資産運用会社カルミニャック・ジェスチョンの投資委員会メンバーは「マネーの
幻想の時代は終わりつつある。景気刺激策において中銀が益々身動きが取れなく
なるのに伴い、2016年は市場が経済の現実に目覚める年になるだろう」と語った。

ヘッジファンド、SLJマクロパートナーズの創業者も「先進国・地域の中銀に
よるマネー増刷に抑えられ圧倒されてきた市場本来の力が、今年は解き
放たれるだろう。平和な1年にはならないというのが私の予想だ」と語った。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

年明け2週間になるが、まだ株式市場の下げが止まらない。
先週末のNYダウの大きな下げから、来週以降の株式相場も前途多難な気がする。
下げ止まるには原油価格が底を打つなど、何かきっかけが必要かも知れない。
やはりしばらく様子見が良いのではないだろうか。
2016/01/10

米国株が大幅安

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしく、お願いいたします。

8日の米国株式相場は続落。
主要株価指数は週間ベースで約4年ぶりの大幅安となった。

終盤の下げが目立ったのは銀行株で、JPモルガンやシティグループが大きく下落。
S&P500種は年明け5日間のパフォーマンスとしては、1928年まで
さかのぼれるデータ史上最悪となった。

S&P500種は週間で6%下落、ダウ工業株30種平均は週間では1000ドル
超値下がりし、過去最悪の滑り出しとなった。
ナスダックは2011年以来最長の7営業日続落。

アルパイン・ファンズのファンドマネージャーは「リスク回避のセンチメントが
続いている。この先リスク選好のセンチメントになったとしても、世界の経済成長が
改善しない限り長続きしないだろう。今は市場に参加する好機ではない」と述べた。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

日本株も年明け後、連日下落で始まったが、米国株も大幅安で始まった。
戦後初とか1928年以来とか、どちらも歴史的な下落相場が続いている。
今年1年の波乱相場を暗示していると思うのは、考えすぎだろうか?
いずれにしても、しばらく様子見が良いのかも知れない。