2015/10/25

金鉱山、中国の買い活発

長期化する金相場の低迷が鉱山の業界地図を塗り替え始めた。

金鉱山の世界最大手、カナダのバリック・ゴールドは9月下旬、投資助言会社から
TOBの通知を受けた。同社の株価は8.4カナダドル。
1年前のほぼ半値で、最高値だった2010年12月と比べると6分の1以下になった。
バリックはTOBに応じないよう株主に対して訴える。

バリックは8月末、パプアニューギニアにある金鉱山の権益50%を売却した。
買ったのは中国の金鉱山最大手、紫金鉱業だった。
紫金鉱業はカナダの鉱山会社、アイバンホー・マインズからも銅鉱山の49.5%を
買収することで合意した。

相場安に悩むのは紫金鉱業も同じだが、「彼らは中国政府を後ろ盾に海外資産を
買える」(マーケットアナリストの豊島氏)
中国人民銀行という世界最大級の金の買い手も控えている。
「将来的には元を米ドルに並ぶ基軸通貨にしようと考えており、通貨の裏付けとして
まだまだ金を積み増していくだろう」と日本ユニコムの首席アナリストは話す。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

金価格の低迷は結果的に中国系の金鉱山会社を有利にしているようだ。
また、金価格の低迷がいつまでも続くとは考えにくい。
いずれ近い将来、再び金価格の高騰が始まると予想している。
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2015/10/18

負けぬロボ「投資家」

攻めあぐねるプロを横目に、淡々と押し目買いし、利食い売りを
続ける「投資家」がいる。
T&Dアセットマネジメントの「日本株ロボット運用投信(愛称カブロボ)」だ。

金融工学を駆使した4体のロボットが、過去5~10年程度の個別銘柄の値動きの
特性や財務内容などをみて、売買サインを出す。
人の判断が介する運用と大きく違うのは「恐れず、冷静に売買できること」。
7月末比でみた運用成績はTOPIXを上回る。

代表的な公募投信の一つ「Bayview日本株式ロングショート」もTOPIXを上回る
好成績だが、ロボットはその上を行く。
純粋にファンドマネジャーの腕だけで勝負する日本株ファンドは500本強ある。
それらと比べてカブロボは、8月以降で最も成績が良かった。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

カブロボは8月以降の相場で、他のファンドが軒並みマイナス運用になっている中で、
プラマイ0の運用になっているようだ。
荒れた相場に強いのかも知れないが、いざ投資となると長期間の運用成績を
見てみる必要がある。
マイナスにならないのは心強いが、プラスが少ないのであれば投資妙味に欠ける。
2015/10/11

政府系ファンド取り崩し

産油国が余剰資金を運用してきた政府系ファンド(SWF)の資産を取り崩す
動きが相次いでいる。
原油安で財政が悪化しているためだ。

ノルウェーが世界最大規模の同国SWFを初めて取り崩す方針を明らかにした。
16年度の原油収入を除いた財政赤字は2078億クローネ(約3兆円)と、
15年度から280億クローネ拡大する見通しだ。
一方、原油からの収入は2041億クローネになりそうで、37億クローネを
SWFから取り崩す必要が出てきた。

UAEの金融調査会社はサウジについて、「過去半年間で500億~700億ドルの
資産を取り崩した」と分析している。
ロシアも8月までに9000億ルーブル(約1兆7000億円)を取り崩した。

SWFの資産規模は計7兆ドルを上回り、世界の運用資産の1割前後を占める。
金融市場では、資産取り崩しがこのまま相次げば、全体の流動性が縮小する
との懸念が広がっている。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

原油価格の上昇が見込めない以上、SWFからの取り崩しがまだ続くと思われる。
どの程度の影響が出るか分からないが、また一つ金融市場のマイナス材料が
増えた事に間違いなさそうだ。
今後を考えるに、弱気予想になるのは仕方ないかも知れない。
2015/10/04

アジア太平洋の富裕層

アジア太平洋地域の富裕層の人数が、2014年末時点で469万人と
前年比で8.5%増えた。

富裕層を自宅や耐久消費財などを除く、100万ドル(約1億2000万円)以上の
投資可能な資産を持つ人と定義している。
富裕層の人数は14年に中国、インド、インドネシア、タイなどで2桁の伸びをみせた。
地域内では日本の人数が最多となっているものの、増加率は約5%にとどまった。

富裕層の保有資産総額は11%増え、15兆8000億ドルに達した。
地域別では北米の富裕層が16兆2000億ドルを保有し、世界最大の地位を
守ったが、2015年末までにアジア太平洋が北米を追い抜く公算が大きいという。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

名実ともにアジアの時代が到来しそうだ。
中国やインドを筆頭に、人口の多い地域が幾つかある事から、たとえ日本が
伸びなくても、アジアの発展は続いていくと思われる。
中国のバブル崩壊を心配する声が聞こえるが、何の心配もないだろう。
先進国がかつて通ってきた道を、中国も通ろうとしているだけだ。