2015/09/27

「日銀買い」の効果

市場ではアベノミクス相場以降、日銀の金融緩和による日経平均の押し上げ効果が
2500円にのぼるとの試算も出てきた。

日銀は昨年秋のサプライズ緩和以降、上場投資信託(ETF)を購入すると、運用会社が
現物株を買うため、日銀が直接買うのと同様な効果がある。
例えば、TDK株なら4%程度を握る大株主(市場推計)になっている計算になる。

アベノミクス相場で日銀マネーが果たした役割は大きい。
ニッセイ基礎研究所によると、まず大きいのが企業の業績改善。
もう一つは緩和効果。
「市場の業績拡大、脱デフレ期待に働きかける」ことで、成長期待を表すPERが
13倍台から16倍台に上昇し、2513円分押し上げた。

日銀保有のETFは推定時価が8兆6000億円。
00年代前半の銀行保有株買い取りも含めると、保有時価は10兆円を超え、日本株の
2%弱を保有する計算だ。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

日銀による株式保有の出口戦略はどうするつもりだろう?
持ち続ける、あるいは売却するにしても市場への影響は否定できない。
大量の日本国債保有とともに、日銀の関与が大きすぎる気がする。
アベノミクスの副作用を注視したい。
スポンサーサイト
2015/09/20

利上げに備えて(米国株)

ゴールドマン・サックスの株式ストラテジストらは早くも、ほぼ10年ぶりの
利上げに備えるよう顧客に促している。
ストラテジストチームは先週のリポートで、利上げに際して持っていたい銘柄と
手放したい銘柄を羅列した。

初回利上げからの3か月間、平均を上回るパフォーマンスが予想されるのは
強固なバランスシートを持つ、ハイクオリティ銘柄だという。
1994年と1999年、2004年の例に基づくと、バランスシートが強い企業の
株価のアウトパフォームは平均で5%だった。

ゴールドマンが推薦する「ハイクオリティ銘柄バスケット」の一部は、ペプシコ、
キンダー・モルガン、ブラックロック、グーグル、アップル、プライスライン、
オラクル、ダラー・ツリー、ウェルズ・ファーゴなど。

一方、避けるべき銘柄として変動利付の債務を大量に抱える企業を挙げる。
投資判断を「売り」に指定した銘柄には、ジョンソン・エンド・ジョンソン、
コルゲート・パルモリブ、ロックウェル・コリンズなど。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

利上げは米国株だけでなく、世界中の株価にマイナスの影響を与えそうだ。
これからはより慎重な株投資が必要だろう。
買いのリスクが大きくなる時期のような気がする。
休むも相場なりの格言が生きて来るかも知れない。
2015/09/13

中国、金取引で影響力(備忘録)

金の国際的な取引で中国の影響力が強まっている。
国際指標となるロンドン市場で、現物価格を決定する取引に大手商業銀行の
中国銀行が参加することになった。

値決めはロンドン地金協会(LBMA)が主催しており、このたび中国銀行がアジア勢
として初めて参加を認められ、メンバーは10機関になった。
値決めに中国の需給という要素が、これまで以上に大きく影響することになる。

金の現物を取引する上海黄金交易所の8月の出来高が月間ベースで過去最高になった。
宝飾需要が落ち込む一方で、投資分野は盛り上がる。
上海市場は世界の金市場で無視できない存在になった。
ただ、金の現物はロンドン市場で指標価格が決まる。
鉱山の建値や店頭の地金価格といった世の中で取引される現物の金の参考値だ。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

中国が金取引の影響力を強めているのは、将来の人民元の基軸通貨への布石だろう。
自国の通貨が安定するために金備蓄は多いほどよく、イギリス経済が最悪だった時でも
ポンドが高かったのは金備蓄が多かったからだ。
いつの日か、米ドルに代わって人民元が基軸通貨になる日が来るかも知れない。
2015/09/06

投信から資金引き揚げ(アメリカ)

米国の一般世帯は脱出へと走り出したようだ。
クレディ・スイスのリポートによると、投資信託の保有者は7月以降、株式ファンドと
債券ファンドの両方から資金を引き揚げている。
両方の資産クラスで2か月連続で資金が流出したのは2008年以来で
初めてだと、同リポートが指摘した。

19日時点での米投資信託協会のデータを基に概算したところでは、7月は
株式ファンドから65億ドル(約7850億円)、債券ファンドから84億ドルが
引き揚げられた。
8月の最初の3週間も流出が続き、株式ファンドから16億ドル、債券ファンドから
81億ドルが引き挙げられた。

通常、株式ファンドから資金が引き揚げられる時は債券ファンドに資金が流入する。
両方から同時に流出しているのは、投資家がいかなるリスクも取りたくないと
考えていることを示唆する。

     (ブルームバーグより一部抜粋)

2008年以来という、株式・債券両投信からの資金流出は、世界同時株安前の7月
から始まっているだけに無視できない気がする。
QEによって作られた米国株上昇のトレンドの転換点に来たのかも知れない。
近いうちに答えが出るだろうから、しっかり見極めて正しい投資行動をしたい。