2014/07/27

世界同時「夏枯れ」

今年の夏枯れは一段と強力で、日本だけでなく世界の主要市場で同時に
起きており、しかも株式、債券、為替と複数の金融市場で起きている。

市場が予想する、日経平均の将来の値動きの大きさを示す日経平均
ボラティリティー・インデックス(日経平均VI)は、24日時点で14.82。
約7年ぶりの低水準(14.00)より上昇したが、低水準に変わりない。

米S&P500種株価指数の予想変動率を示す米VIXも低下傾向。
前日比騰落率は62営業日連続で1%以内にとどまった。
1995年以来19年ぶりの事だという。
ドル円相場の変動率は84年3月以来30年ぶりの低水準。
米国債の膠着も同じような状態で、米国の株、債券、為替の変動率が
同時にここまで低水準なのは、60年代にさかのぼるという。

米欧日の金融緩和に伴う世界的なカネ余りで、金利低下と株高が併存。
運用難で高値におびえながらも投資家がリスク資産を買う構図が、世界
同時膠着をもたらしている。
バークレイズのチーフストラデジストは「米国の株高と長期金利の低下は
長くは併存できないはず。ここに波乱のマグマがたまっている」と指摘。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

過去のVIX指数をみると、長く低水準の状態が続いた後に株価急落が
起きている事が多い。
今回の低水準が金融緩和によるものであれば、金融緩和が終了した時、
波乱が起きる可能性がありそうだ。
QE3が終了する10月以降が一つの目安になるかも知れない。
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2014/07/20

世界の主な株価指数

     世界の主な株価指数の騰落率(7月11日現在)
    国・地域                年初来
インド(SENSEX)              18.20%
インドネシア(ジャカルタ総合)      17.74%
フィリピン(フィリピン総合)         17.17%
トルコ(BIST100)               17.05%
タイ(タイ総合)                16.89%
ベトナム(VN)                 15.48%
南アフリカ(FTSE/JSE トップ40)    11.06%
台湾(加権)                  10.27%

日本(日経平均)               -6.92%
アメリカ(ダウ工業株30種平均)       2.21%
中国(上海総合)               -3.26%
イタリア(FTSE MIB)              8.68%
ロシア(RTS)                  -4.13%

     (日本経済新聞より一部抜粋)

新興国の株価指数の上昇が目立っているのは、金融緩和(主に米国)の
影響もあると思われる。
騰落率が低く上記に無いが、、マレーシア株が最高値圏にある。
またイギリス、フランス、ドイツなどの年初来騰落率は低い。
先進国が今の水準から大きく上昇するのは、難しいかも知れない。
                
2014/07/13

GOLDの需要と供給

金の用途別需要量(2013年)は、宝飾品2210トン、地金1267トン、
金貨283トン、電子282トン、メダルなど104トン、歯科37トンになっている。

また国別の個人消費は、1位が中国で1066トン、2位がインドで1000トン弱、
3位はアメリカ、4位トルコ、5位タイ、6位ドイツ、7位ベトナム、8位UAE、
9位ロシア、10位サウジアラビアと続くが200トン以下だった。

     主要国の金の生産量
  国         2004年     2013年
南アフリカ      363トン      174トン
アメリカ        260トン      229トン
オーストラリア    258トン      266トン
中国          217トン      438トン
ロシア         182トン      249トン
ペルー         181トン      182トン
カナダ         129トン      133トン

     (日本経済新聞より一部抜粋)

金の個人消費で中国とインドがでトップを争っているが、国内で金の生産が
ある中国は総需要量ではダントツのトップになっている。
中国国内で生産された金は、基本的に輸出されていない。
改めて金価格の鍵を握るのは中国だと思い知らされた。
ちなみに有史以来の金生産量は17万トンにのぼる。
2014/07/06

「バフェット指数」は黄色信号

世界の株式時価総額の膨張ぶりも見逃せない。
IMFの予想では、14年の世界の国内総生産(GDP)は77兆ドル弱。
これに対し世界の時価総額は70兆ドルまで増えた。
実体経済の規模を示すGDPに対する時価総額の比率は90%を上回る。

過去には米ITバブル期の1999年末に120%、米住宅バブル期の07年末
に110%に達し、その後相場は下げに転じている。
この比率はウォーレン・バフェット氏が注目することで有名だ。
いわば「バフェット指数」では世界の株式相場は、危険な水準に近づきつつ
あるともいえる。

国際決済銀行(BIS)は最近出した年次報告書のなかで、先進国の金融緩和
で投資家がリスクをとる投資行動に傾く現状に、警鐘を鳴らしている。
ちょっとした外的ショックでマネーの逆流を招きかねない。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

「バフェット指数」が高水準なのは無視できない気もする。
過去の例からは、まだ数十パーセントの上昇余地があるようだが、世界の
株式が高値圏にあるのは間違いないだろう。
現時点からの上昇は、大きな下落に繋がる可能性もありそうだ。