2012/11/25

中国政府系ファンドの動向

中国の政府系ファンドと見られる「OD05オムニバス」が、日本の3月期
決算企業の少なくとも145社の株を保有している。
9月末時点で約2兆3千億円を投資している事が分かった。
尖閣諸島問題の動向が注目されていたが、なお高水準を維持している。

持ち株比率が2%以上の会社は、ソフトバンク、三井化学、東芝、コマツ、
武田薬品工業、ホンダ、三菱重工業、パナソニックなど。
半年前より約4000億円減少したが、相場下落の影響が大きく、
株数の単純合計では少し増えている。
2010年3月末に1兆円未満だった投資額が順調に増加している。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

中国政府系ファンドは国益を最優先しているはずであり、日本株の保有は
リスク分散の意味でも大きく減らないと思われる。
米ドル、ユーロを保有しているバランスからも、日本円の保有は欠かせない。
中国の経済に関する行動に、師として向かい入れたノーベル賞受賞者の
意向が、大きく反映されている事を忘れてはいけないだろう。
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2012/11/18

日本の富の分布

クレディ・スイスの2012年度「グローバル・ウェルス・レポート」
によると、日本の家計の富は約28兆ドルになった。
前年比1.3%の増加で世界第2位を維持している。

100万ドル(約8000万円)以上の純資産を有する富裕層は、
358.1万人でアメリカに続き世界第2位となった。
また、純資産5000万ドル以上の超富裕層は、3400人で
世界第4位だった。
日本人富裕者は、75%が世襲や相続ではなく、自身で資産を
築いているようだ。

純資産10万ドル以上の富の保有割合は、成人人口の62%で世界の
平均水準の約8倍になっている。
さらに1万ドル以上になると、成人人口の割合で95%超になる。
負債の割合は、先進国平均が20~30%に対して、日本の平均は
16.6%だった。

日本人は、やはり借金が嫌いで貯蓄が好きらしい。
この傾向は中国人も同じようなので、いずれ近い将来に日本を大きく
超えて行きそうだ。
2012/11/11

金投資を始めた日本の年金マネー

日本の年金が金投資に動き出した。
信託銀行が企業年金向け商品に組み込み始めたうえ、厚生年金基金の
一部も運用を開始した。

欧米の年金基金は、4~5年前から盛んに金ETFをポートフォリオに
組み込んできた。
その結果、世界の金ETFの残高が今年の9月末で、1431億ドル
(約11兆4000億円)まで急増した。
金高騰などと相まって、5年前の約7.6倍に達している。

三菱UFJ信託銀行は、確定給付年金など企業年金向けに金投資を加えた。
2社の企業年金から受託し、年金資産の約3%を金ETFに組み込む予定。
他にも数社が関心を示しているようだ。
また昨年9月には、日本版401K向けに金投資が導入され、約40社が
採用している。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

遅ればせながら日本の年金も金投資に興味を示し始めたようだ。
まだ導入企業が少なく、3%という量も少ない気がするが、
徐々に増えていくと予想している。
できれば個人でも金の現物を所有してほしい。
資産の保険の意味でも総資産の10%ぐらいは必要と考えている。
いつになるか分からないが、「ゴールドを持っていて良かった」と
思える日が必ず来ると確信している。
2012/11/04

バーゼル3(新自己資本規制)

国際的な金融機関は2013年から「バーゼル3」によって、2019年までに
段階的に自己資本比率を7%にする必要がある。

今回公表されたのは、世界の28超巨大金融機関に適用する自己資本比率の
上乗せ幅で、7%+1~2.5%の上積みを求めている。
最も大きい2.5%の上積みは、シティグループ、JPモルガン・チェース、
ドイツ銀行、HSBCの4行。

日本の3メガ銀行は三菱UFJが1.5%で最も高いが、今年の6月末時点で
9%台半ばを確保し、すでに基準を達成している。
みずほと三井住友は1%の上積みが必要だが、みずほは2013年3月期末に
8%台、三井住友は今年3月末時点で7%台半ばの見通し。
両行とも増資などをせずに達成可能とみている。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

日本の3メガバンクは達成可能のようだが、ユーロ圏では難しい銀行が
出てくる可能性もありそうだ。
2019年までと余裕があるとも思われるが、今後のユーロ圏経済を
考えると厳しい気もする。
世界的な金融機関が、淘汰される時代になったのかも知れない。