2012/10/28

香港ミニバブル?

アジアの新興国・地域への資金流入が加速している。
その中でも香港への資金流入が最も激しい。

香港株式市場でハンセン指数は8日続伸し、年初来高値を更新した。
香港の中央銀行(HKMA)は、香港ドル売り・米ドル買い介入に踏み切った。
資金流入が続き、香港ドルの「上限」と定める1米ドル=7.75香港ドルに
達したためだ。

またマネーは不動産市場にも流入し、不動産市況全体を示す指数は
過去最高を更新した。
香港の財政・金融政策のトップは、「最も憂慮しているのは不動産価格と
香港経済が関連性を失っていること」と指摘した。

その他のアジア諸国、韓国、インド、フィリピンなどにも海外マネーが
流れ込んでいるようだ。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

香港のハンセン指数は、中国の上海総合指数と同じような動きをしていた。
ところが少し前からハンセン指数だけが大きく上昇している。
長期的には、また同じ動きになると思われることから、ハンセン指数の
先行きは楽観できない気もする。
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2012/10/21

日中の金融協力の現状

昨年12月に合意した、日本と中国の金融協力は3つの柱がある。
1、円・人民元の直接取引の開始。
2、日本政府による中国国債の購入。
3、人民元建て債券市場の育成。

このうち日中摩擦の影響がほとんどないのが、6月に始まった円と
元の直接取引。
民間金融機関によって、東京市場で一日に100億円前後が取引される。
9月半ば以降もそれまでと同じ水準で取り引きされている。
一方、中国政府が3月に認めた650億元(約8200億円)分の
中国国債の購入は、まだ始まっていない。
当初は9月に始める予定だったが、開始時期を慎重に探っている。

日本の対中貿易は、2011年時点で27兆円と全体の20%を占め、
最大の貿易相手。
中国も対日貿易は10%程度を占めている。
両国の貿易取引を金融面から支えようという考えが、当局者の間で根強い。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

日中の金融協力は崩れていないようだが、正式に中国の権力移行が終了した
のちには、どうなるか分からない。
新しくトップになる習氏は反日感情が強いと見られている。
実際に日本で天皇陛下と会談した時、習氏は1ミリも頭を下げなかった。
オバマ大統領が、ほぼ90度に腰を曲げた姿とは対照的だった。
2012/10/14

もがく世界の年金基金

欧米を中心とする世界の年金マネーが、運用不振の株式に代わる
投資先を探している。
アイオワ州職員退職年金基金、スウェーデン政府年金基金などは
広大な大豆畑などの農地ファンドに注目しているようだ。
また、ノルウェー政府年金基金はイギリスのショッピング街
「リージェント街」を購入した。

先進7ヶ国の年金マネーは約26兆ドル(約2000兆円)。
10年前に61%だった株式運用の比率が41%まで低下。
一方、商品、不動産、ヘッジファンドなどで運用する「代替投資」が
数%から20%まで上昇した。
今のところ代替投資は、まずまずの成績を残しているようだ。
農地投資は、昨年までの10年間の平均総収益率は年10%強。
ヘッジファンドは10年で6,5%となっている。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

欧米の年金基金が苦戦しているようだが、日本の年金基金よりは
はるかに成績が良い。
日本の平均利回りは2%ぐらいだ。
難しいかも知れないが、日本も有効な代替投資先を探し出し、
投資を増やすのも良いかも知れない。
2012/10/07

ヘッジファンドの苦悩

NYダウ平均は昨年末比11%高い。
ところがヘッジファンドは、9月26日時点で全体で3.04%の
投資益しか上がっていない。

ヘッジファンドは、市場のゆがみや価格差を狙う裁定取引が中心。
裁定機会が限られるから、競争相手が増えれば個々の分け前は減る。
サブプライム関連で稼いだジョン・ポール氏も成績悪化が深刻になり、
数億ドル単位の解約要請も出ているようだ。

このまま年末までヘッジファンドの成績が悪く、顧客からの解約が
相次げば、来年初めから市場は不安定になる、と一部でささやかれている。
ヘッジファンドの運用資産は2兆ドル(約150兆円)を超えている。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

NYダウは現在、高値圏で推移しているにも関わらず、ヘッジファンドは
儲からないようだ。
高値圏がいつまで続くか分からないが、下げ始めた時にはファンドの優劣が
はっきりしてくると思われる。
その時には、市場の大きな波乱要因になるかも知れない。