2012/07/29

スペインが全面支援要請か

スペインが国として全面的な支援要請を行う可能性を認めた。

ユーロ圏当局者は、24日に行われたスペイン経済相とドイツ財務相との
会談の席で、3000億ユーロ(約28兆5000億円)の支援が必要に
なる可能性があると話した事を明らかにした。
ドイツはその時点で支援を要請する考えを支持しなかったようだ。

ただ、スペイン報道官は否定している。
銀行部門の支援は受け入れているが、国全体への支援は必要ないとの
立場を繰り返し表明している。
これまで支援を受けた国が、いずれも国債利回りの急上昇をきっかけに
支援を要請しているので、スペインの国全体への支援要請も避けられない
のではないかとみられている。

     (ロイターより一部抜粋)

上記の報道が流れた後、ドラギ総裁の「通貨ユーロを守るためにあらゆる
措置をとる」という発言で、スペイン国債の利回りが低下した。
ただ、口先介入の効果がいつまで持つのか分からない。
時間稼ぎにしかならない気もするが、どうなるのだろう?
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2012/07/22

危機が拡大するスペイン

スペインの銀行救済が承認されたにも係わらず、スペイン国債の利率が
7%台を超え、ユーロ導入後の最高水準をつけた。
さらにスペインの17自治州の一つ、バレンシアが自力での資金調達が
困難になり、緊急融資基金の活用を決めた。
キーコープのプライベートバンキング部門の投資ストラテジストは、
「スペインの亡霊が再び現れた。銀行だけではない。自治州政府も支援を
必要としている。事態はまだ改善していない」と述べた。

さらにスペインのパイス紙によると、カタルーニャ州やムルシア州など
6州が中央政府に支援を求める可能性があると報じている。

     (ブルーグバーグより一部抜粋)

パイス紙の報道は、まだ可能性を言っているに過ぎないので、実際に
どうなるかは分からない。
ただ、新聞報道された事は重く受け止めた方が良いだろう。
報道のような事態になれば、スペインの破綻も考えられる。
今後もスペインを注視する必要がありそうだ。
2012/07/15

LIBOR問題の波紋

LIBORの不正操作問題について、欧米の金融機関11社が負担する
罰金や訴訟費用が計147億ドル(1兆1700億円)に上るとの
予想が出ている。
モルガン・スタンレーのアナリストが試算、顧客リポートで公表した。
11社が支払う罰金の総額を約69億ドル、訴訟関連の総額を
約78億ドルと見積もった。

11社は、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・
チェース、クレディ・スイス、UBS、ソシエテ・ジェネラル、
ドイツ銀行、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、HSBC、
ロイズ・バンキング・グループ、バークレイズ。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

LIBORの不正操作問題は上記の11社だけでなく、英米の金融当局が
認識しながら放置していたことが分かった。
今後どこまで広く、深く影響を及ぼすのだろう?
金融全般の改革で収まるのか、崩壊まで進むのか分からない。
いずれにしても混乱がしばらく続きそうだ。
2012/07/08

トルコ国民の選択

トルコ大手宝飾品メーカー1社が、トルコ最大手銀行2社と協力して
トルコ国民から金宝飾品を集めて、銀行のゴールド保管口座で保管する
業務に携わることになった。
この宝飾品メーカーは全土に約400店を展開していていて、この2大銀行に
ゴールドを預けると貯ゴールド証書を発行する事になる。
トルコの銀行預金は減少を続けているが、自宅に隠し持っているゴールドの
総量は約5000トンと言われている。

     (高年さんのブログより一部抜粋)

トルコ国民が5000トンものゴールドを保有している事に驚かされる。
長い歴史から学んだ資産保護の選択なのだろう。
繰り返しになるが、欧州の富裕層は全資産の10%ぐらいをゴールドで
保有しているのが一般的。
資産の保険と考えられているからだ。
中東のアラブ諸国や中国、インドなど陸続きの大国も同じように
ゴールドを資産の一部として保有している。
日本人も少し真剣に考えた方が良い気がする。
2012/07/01

中央銀行からのメッセージ?

中国財政省は、香港で発行した人民元建て国債を、初めて外国の中央銀行に
直接販売した。
国債の発行総額は230億元(約2900億円)と過去最大。
機関投資家向けに155億元、個人投資家に55億元、そして中央銀行に
20億元を割り当てた。
購入した中銀は5か国で「中銀の側から購入の申し入れがあった」という。
販売枠に対して1.5倍の申し込みがあった。

背景には中銀の間で、人民元を外貨準備に加える動きが徐々に広がって
いることがある。
ナイジェリアやシンガポール、マレーシアなどが、すでに人民元を
外貨準備に組み入れているようだ。
中国政府も「人民元建て国債の国際化を推進する事になる」と歓迎した。

     (日本経済新聞より一部抜粋)

中央銀行が外貨準備のドル一辺倒から変わり始めたのは、ゴールド購入から
であり、今回の人民元建て国債は2回目の大きな変化と言えそうだ。
ドルに対する信頼が揺らぎ、他の信頼できる通貨と言う事でゴールドと
人民元が選ばれたのだろう。
この動きは、現在ゴールドと人民元が最も信用に値する運用先だと
中央銀行が教えてくれている気がする。