2012/06/25

ヘッジファンドの憂鬱

日経新聞にモナコに集まったヘッジファンド業界のマネージャーたちの
興味深い言動が載っていた。(英フィナンシャル・タイムズから引用)

GLGパートナーズのバズ氏は「危機はまだ始まっておらず、我々が脱出速度に
達するには20年かかるだろう」と、300人の観衆の前で語った。
だが、ハーバード大学のN・ファーグスン教授は、バグ氏の見方を
「楽観的過ぎる」と一蹴した。

ヘッジファンドマネージャーは2010年初め以来、平均7%しか利益を
確保していない。
株式中心に運用している場合は3%だ。
一流のヘッジファンドが保有株式で大幅な損失を抱えている。

パアムコのJ・バカン氏は「この業界における忍耐は約2年」と言い、
「1年間ならボーナスなしでもプライドがあるから甘受するが、
2年目となるとそうはいかない」と語っている。
その2年目が終わりに近づいている。

     
危機についての認識が、さすがに厳しい感じがする。
ただ、認識の厳しさが私と同じだった事は勇気づけられる。
経済の長期予測の方向性が間違っていないと、お墨付きを貰えたような
気がして精神的にプラスになった記事だった。
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2012/06/17

各国債務比率

IMFより2012年4月18日に作成された、各国債務比率(対GDP比)の
主な一覧表。

日本       230%     ギリシャ     161%
イタリア     120%     ポルトガル    107%
アイルランド   105%     アメリカ     103%
シンガポール   101% 

フランス      86%     イギリス      82%   
ドイツ       82%     スペイン      68%
インド       68%     ブラジル      66%

南アフリカ     39%     中国        26%
オーストラリア   23%     ロシア       10%

     (ロイターより一部抜粋)
上記を見ると、スペインの債務比率がそれほど高くないにも関わらず、
国が銀行を救済できない事に驚く。
それだけスペインが弱体化しているのだろう。
また、BRICsと呼ばれる新興国は全て債務比率が小さく、改めて
余力が大きい事が分かった。
2012/06/10

スペイン

債務危機の表舞台にスペインが出てきたようだ。

ユーロ圏財務相は9日、スペインの銀行の資金増強に向けて、
同国に最大1000億ユーロ(約10兆円)の支援を行う事で同意した。
銀行への資金注入が行われ、スペイン政府が金融支援に関する
すべての責任を持つ。
スペインがIMFの関与を嫌ったため、IMFは資金提供を行わず、スペインの
銀行セクター改革の監視を支援する役割を担う。

     (ロイターより一部抜粋)

上記のニュースを好感してNYダウが上昇したようだが、はたして好感に
値する内容だろうか?
資金提供のニュースの前にスペインの国債が、フィッチにより3段階
引き下げられて、「シングルA」から「トリプルB」になっている。
ギリシャと同じように時間稼ぎにしかならない気がする。
2012/06/03

備え始めたアメリカ

アメリカの10以上の州において、現在使用されているドル紙幣以外の
金貨・銀貨の使用も可能な法整備を始めだしている。
2011年時点では3つの州だけだったが、現在ミネソタ、テネシー、
アイオワ、ジョージア、ワシントン州などで議会の議決待ちの状態。

ノース・カロライナ州のブラッドリー議員は「ハイパーインフレ、恐慌で
連邦準備システムが破たんした場合、州の財政や経済は混乱するだろう。
その事態に備えての準備である」と語っている。

これらの州の州民は、連銀発行の米ドル紙幣を金貨・銀貨に交換でき、
物資の購入、サービスの提供などの支払いに使う事が出来るようになる。

     (高年さんのブログより一部抜粋)

アメリカの紙幣発行の権利を、FRBという民間の会社が独占していること
事態がおかしな話だが、簡単には変わらないだろう。