2011/10/30

欧州危機での合意内容

EUは欧州債務危機の「包括戦略」を取りまとめ、3つの課題で合意した。

一つはギリシャ向け支援だが、民間投資家の負担を50%に引き上げた。
ただ、民間投資家の債務削減への参加は任意になっている。
前回の21%の負担率の時でも、民間投資家の参加率90%を目標に
していたが届かなかった。

一つは欧州金融安定基金(EFSF)の拡大だが、現在の融資能力4400億
ユーロのうち、実際に使えるのは2500~3000億ユーロ程度。
この融資を原資に使って外部資金を呼び込み、1兆ユーロの支援を
すると言う事のようだ。
この仕組みは民間投資家が資金を投じてくれなければ成立せず、
現時点で資金確保のメドが立っている訳ではない。

最後の一つは、銀行に1千億ユーロ規模の資本増強を求めるもので
自己資本比率9%の達成を求めている。
資本不足の暫定値は1064億ユーロ。
欧州銀行株は年初から30%ほど下がっており、資本増強は簡単ではない。
 
   (日経新聞より一部抜粋)

上記のような内容から今回の合意を手放しで喜べないだろう。
欧米の株式市場を中心に株価が上昇しているが、いつまた波乱が
起こるか分からない気がする。
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2011/10/23

新興国の金買い

新興国による金買いは続いているようだ。
タイは8月に9.3トン、ボリビアは7トン買っている。
ボリビアは自国内の金鉱山で7トンぐらい産出していて、これまでは
輸出されていたのが、今はボリビア中央銀行が購入している。

また、ドバイでは女性客から男性客に購入客層が変化して、宝飾品から
小型地金に変わってきたらしい。
地金の販売量は30~40%増えている。

中国には金貨自動販売機の1号機が設置された。
今後2年間で2000台を設置する予定。
ドイツ製の自販機で、ドイツ、アメリカ、イタリアなどに設置されている。
さらに販売だけでなく、買取も可能な機械も設置されるようだ。

   (高年さんのブログより一部抜粋)

日本で昨年から今年の6月までの1年間に、金・プラチナの売却利益を
申告漏れした件数が962件で約61億円に上った。
1件平均、約600万円になり大きな金額だ。
それでもまだ、金売却のタイミングではないと思っている。
2011/10/16

ジョン・ポールソン氏の失敗

金融危機で巨額の利益を得た、ジョン・ポールソン氏の旗艦ファンドの
基準価格が年初から最大で約50%急落した。

11日、投資家向けの電話会議で「我々は誤りを犯した」と語り、今後は
ファンドの借り入れ(レバレッジ)を減らし、より運用リスクを抑えると説明した。
旗艦ファンドは9月だけで約12%下落、レバレッジを活用した
ファンドは約19%下落している。
米景気回復を見越し、米金融株に積極投資してきた戦略が裏目に出たようだ。
同氏が運用するファンドの資産残高は、ピークだった380億ドルから
300億ドルへ減少している。
金ETFに投資するファンドは年初来、トントンになったようだ。

また米主要ファンドは9月、前月比約3%安となり、5ヶ月連続で下落している。

   (日経新聞より一部抜粋)

ポールソン氏は金ETFを大量に購入しながら、金融株にも投資していた。
金融株は短期投資で金ETFは長期投資なのだろうか?
米景気回復を予想していたのも気になる。
金価格の先行き上昇を同じように予想していても、米景気の先行きは
ジム・ロジャース氏と正反対になっている。
2011/10/09

格下げラッシュ

先週、格付け会社による金融機関や国の格下げが相次いだ。

ムーディーズはポルトガルの銀行9行を1-2段階格下げした。
ポルトガル国債保有リスクと、7月のソブリン債格下げを反映したもの。
また、イギリスの銀行14行も最大3段階の格下げを決定したと、
CITY・AMがウエッブサイトで報じた。

S&Pは、フランス・ベルギー系の金融サービスグループ、デクシアの主要銀行
3行の格付けを1段階引き下げた。
市場での資金調達難と担保を積み増す必要性を理由としている。

フィっチはイタリアの信用格付けを1段階、スペインは2段階引き下げた。
イタリアは「AA-」から「A+」に、スペインは「AA+」から
{AA-」に引き下げられた。
見通しは、ともに「ネガティブ」とされている。

   (ロイター及びブルームバーグから一部抜粋)

格付け会社による格下げは今後も続く可能性が高いだろう。
その度に株式市場を中心に動揺が広がると思われる。
現在のような不安定な時期は、新たな投資を控えるほうが
無難かも知れない。
2011/10/02

GOLD事情

金価格が大きく下落したのは、いつものように先物市場が主因だったようだ。
ヘッジファンドなどの売りに加えて、空売りも増加したらしい。
ただ、下げている時もインドや中国を中心に多くの買いが入っていたが、
それを上回る売りがあり、大きく下げて行った。
今回、価格的には大きな調整になっているので、あとは日柄的調整も
ほしいところだ。

現物の市場は、全く別の様相をしている。
世界各地で現物需要が強くなっていて、金地金、金貨などが不足している
地域が以前より増えているようだ。
それでもまだバブルには、程遠いと思っている。
金の輝きが増すのは、これからだろう。